もしネットが最初から実名・記名制だったら?

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ワイは配信・ニコ生が好きで仕事中であろうとなんであろうと見ています。それはラジオ代わりや暇つぶしには持って来いのサイトだからです。別にYouTubeでもふわっちでもツイキャスでも良いのですが、結局一番多く人がいる(配信者もリスナーも含めて)配信サイトはニコニコ生放送だから行くだけという惰性もあります。

ニコニコ生放送は基本的にコメントを匿名で出来るのが他の配信サイトと決定的に違う点です。となれば、誹謗中傷・煽り等のコメントも多く飛んでくるわけで、中には意図せずに漏れてしまった配信者の個人情報を(ネタとして?)書き込むリスナーまでいます。こういう個人情報を晒せる背景には、匿名というシステムが一番の原因だと思っています。

匿名性は基本的には、プライバシーの保護や内部告発等には必須であるシステムですが、それが今の日本のネット情勢や配信の世界で有効か?と言われればそうではないと思います。ニコ生に関して言えば、匿名を盾にして生主叩いているというのが現状だと思います。つまり、ニコ生では匿名性が利権とか権益とかそういう物になっています。

これは某巨大掲示板の大きな流れから始まり、「ネットは基本的に匿名である」という意識が多くの人に植え付けられたのが要因だと思いますし、この最初のボタンの掛け違いから、今のニコ生リスナーの生主の誹謗中傷につながっていると思います。生主・配信者にとっては、損しかないとは思いますが、この誹謗中傷・煽りを上手くコントロールする技量を得られ、それを自身の武器やスキルになるいう側面は否定出来ないでしょう。

もし最初から実名・記名制だったら

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
では、最初から完全記名制、もしくはある程度個人を特定できるような状態でネットを使っていて、今のように普及していたらどうなっていたでしょうか?身近な例として、Twitterで考えてみます。

Twitterは全てのツイートが最後には自分自身にも帰ってくるというある種の抑止力が存在します。つまり、変な事書いてRTされたら、笑われたりコケにされたりして、自身が恥をかきますし、炎上すれば自身の実生活やネットの世界で面倒くさいことになったりします。

そうなれば、そういうトラブルや問題を避ける為に、少しは理性的にツイートするということになるのは予想できます。誰かを攻撃すれば、自分にもそれが帰ってくると考えれば良いと思います。

最初からTwitterの様なある種の抑止力が裏に存在するネットのシステムだったら、間違いなく、今ほど誹謗中傷等が多いニコ生ではなかったと思います。なんだかんだ、攻撃的なコメントもないし、コメントも優しいものも多数だと思います。(というか、おそらく現状のリスナー数>配信者ではなく、配信者>リスナー数だと思う)

とれば、今ほどニコ生は衰退しないし、他のサイトにも配信者もリスナーも奪われる事はなかったと思います。

でも結局は・・・

そんな”優しいニコ生”であっても、その後はと言えば結局、今のような誹謗中傷や煽りが勢いを増すと予想しています。その理由は結局、日本社会に生きる日本人が多くを占めているからの一言に尽きるでしょう。日本人の30代~中年は日常から自分の考えなんて言わず、不満を溜めて、おとなしくルールに従っていて、それはなんだかんだストレスです。

そのストレスは、どこかで吐き出さないと溜まる一方です。となれば、そのはけ口が間違いなく、インターネットになっているでしょう。現実世界で「このルールはおかしい!」なんて声高らかに言えば、周りから白い目で見られるのが必須だからです。

ここらへんのコメントの雰囲気は、ニコ生とYouTubelive・ツイキャスの放送を観ている時によく感じます。後者の方がいかに普通なコメントであるか・・・と。この差には、少しばかりはユーザーの年齢がかなり関係するのでは?と放送を観てて思います。

最後に

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

日本のお隣の国・韓国は、過去に4年間、国家をあげて、インターネットの実名コメントルールを課したことがあります。しかしながら、この国家をあげたプロジェクトは、韓国通信委員会の調査によって、攻撃的なコメントが0.9%しか減っていないことが分かりました。この結果から、韓国はこのネット上の実名コメントルールをすぐに廃止しました。これは国家があまりにも介入しすぎたという失敗の要因もあるのかもしれないですが、現実はそんなものなのでしょう。

このようなことから、匿名性だろうと記名制であろうと誹謗中傷のコメントが劇的に減る事はなく、結局、その国の民度に依るのだと思います。ネットと嫉妬・嫉妬と匿名は、とても相性がよく、嫉妬が好きな国民性ほど攻撃的なコメントが増えるのではないか?と思っています。

こんなまとめ方はあまり好きではないですが、結局は日本人の考えが変らない限り、匿名であろうと記名であろうと配信上での誹謗中傷は減らないと考えています。

だけれでも、システムが変われば考えた方も変わる側面もあるので、ニコ生は匿名からさよならする必要は無いと思いません。いくら、韓国の例があったとしても、いつかは誹謗中傷対策に匿名のシステムを再考する時が来ると思ってます。

それでは!

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