会社・配信サイトの調整弁としての配信者

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世の中には正社員とかアルバイト・パート、派遣社員という身分があります。もしくは、正規雇用・非正規雇用とか言われたりします。

なんで仕事する上でこういう身分制度が必要なのか?といえば、正社員に代表されるような正規雇用の解雇が難しいために、アルバイト・パート、派遣社員などの非正規雇用の人々がそのツケを払っているからです。

仕事の需要と労働力の供給を調整し、かつ、雇用の調整弁として後者の立場は必要なわけです。

こういう関係性は配信界では無縁なのか?と言われれば、筆者は全然そんな事はなく、むしろ、これからは配信者ほど色んな意味で、調整弁として使われるとそれとな~く考えています。


ともかく人が欲しかった開始当初

例として、ニコニコ生放送で考えてみます。ニコ生がスタートした時、まず人気の指標となるための数字が必要です。

何万人がアクセスしている、何万人が利用している・何十万回再生されている等々の数字の指標です。生配信において、その役割の中核をなすのがニコ生主と言われる配信者です。

配信者が居なければなにも始まらないからです。ということで、海の物とも山の物ともつかぬような人でも、ともかく配信をする人が必要なわけです。

そんな事情もあり色々な人が配信をしました。ともかく、配信者が必要でまさに質より量でしょう。

頑張ってくれた配信者達

そんなニコ生も数字の恩恵もあってか、徐々にインターネット配信の世界で市民権を得ます。

そして、その相乗効果で配信者達は人気者になったり、お金を稼げたりなどの様々な恩恵を受けたことでしょう。

世間的に言えば、商品が大ヒットして、その臨時ボーナスを貰ったのと同じかも知れません。

おそらく、会社としても配信者には頭が上がらないと思います。なにせ、現場で汗をかいてくれたのは配信者だからです。

配信者の真の価値

しかし、ニコ生も会社のサービスの一環で行っているわけで、様々な事情で配信者が必要となくなります。

端的に言えば、量より質とか世間の空気でしょう。

「何か良く分からないけど、アホなことやってる配信者はお荷物だろう」

とか

「こんな配信者が人を集めるような配信サイト(市場)では品位が問われる」

とかです。

このようなお荷物を抱えた場合、会社で正社員や正規雇用であれば、部署異動や転勤で対応して、なんとか雇用死守をしたり、うまーく”自主退職”に持ち込むのですが、配信者の場合はそんな必要はありません。

別に雇っているわけでもないし、あくまでサービス利用者でしかありません。不必要になれば、如何様にでも対応できます。

雇用契約ではなく、どちらかといえば、業務契約とか委託契約と近いものでしょう。

この時にはじめて、配信者の真の価値が出てくると思っており、それがニコ生の”今”なのだと思っています。

つまり、一般の社会の雇用の調整弁が非正規雇用の人達であるように、会社やサービス発展の為の調整弁が配信者であり、それが配信者の真の価値でしょう。

ニコ生の今は他の配信サイトの未来

ネットコンテンツ・ビジネスの行方 ~動画・音楽配信の最新トレンドを追う~

今後はニコ生に限らず、色んな配信サイトで配信者の真の価値を利用する場面が出てくるでしょうし、特に日本企業が配信サービスを提供している所は、配信者はアルバイトやパート等の非正規雇用よりも使い勝手の良い存在として認識されるでしょう。

会社の事情や世の中の空気の調整弁ですし、お金が絡んでいたりネームバリューのある配信者程、価値を問われるでしょう。

かわいそうとか色々思う方もいるかもしれませんが、面白くて何も配信サイトの看板を汚さずお金になりさえすれば、必要とされるわけで、それはそれで関わる人みんながハッピーなのではないでしょうか?

なんにしろ、現実には配信者の立場よりも不遇な人達はたくさんいるわけですし、配信者はそういう立場や役割だからこそ、稼げる人は稼げるのは間違いないでしょう。

それでは!