Youtuberはもう世間にも認知され、一つの職種と言っても違和感がない人も多いでしょう。
では、ライブ配信者はタレントや芸能人なのか?はたまた、youtuberみたいなものなのか?というのをたま~に思うことがあります。
観ている側の筆者は、やっているパフォーマンスがテレビと類似していたり、受け取るものがTVと同じだからそのように感じます。
加えて、今は配信で稼げる時代になっちゃったり、配信者が所属する事務所まで出てきちゃったから、もうTVタレントのそれと変わりがないでしょう。
だからといって、ライブ配信者がタレントや芸能人なのか?と言われば腑に落ちません。
別にタレントのように華があるわけでもないし、不倫しようが脱税しようが世間をアッと驚かすようなニュースや出来事にはなりません。
精々、そのコミュニティや周辺だけが盛り上がるくらいで、憧れの的だったり将来なりたいものだったりではないでしょう。
結局、上記のようなズレがあるから、配信者自身が、「自分は何なのだろうか?」というのに悩むのだと思いますし、配信がビジネス要素を含んでいる人々は、こういう”肩書”こそが何よりも欲しいものだと予想しています。
つまり、現在、配信者という言葉にyoutuberの様な市民権がないから、各々各自が“配信業”とか“インターネットヒーロー”とか“ネットコメディアン”とか“ネットアイドル”とか思うことを言い、配信者としての統一した肩書がないので、「結局何なのか?」という風になると思ってます。
肩書問題は万国共通
実はこの配信者の肩書問題は万国共通です。万国共通といえば、全世界がそうという意味でもなく、例えばイギリスにもこういう問題があります。
イギリスの場合は、Twitchで配信しながら生計を立てる人がいます。Twitchは日本の数ある配信サイトより世界的に有名ですが、こちらも日本の配信界同様に、YouTubeとかYouTuber程、市民権を得ていないようです。
従って、Twitchで生計を立てる人は他人に自分の現状や肩書を説明する時に
「YouTubeに似ているけれど、ライブなの」
と言っている様です。(参照:BuzzfeedNews)
極東の島国・日本でも、配信者が自分の事をインターネットヒーローとかネットコメディアンと説明しているのと大差はないでしょう。
ちなみに、イギリスの場合も配信者の世間の認知度や反応も日本と一緒で配信をする人を理解できなかったり、観る人達を奇妙に思うそうです。さすがお互い島国なだけあります。
結局、どこの国も配信者という職業だったり生き方を統一出来ていないところがあり、そのような点から、配信者はまだ何者でもないというのが、現状かもしれない。
最後に
しかし、日本でも海外でも、配信で稼ぐ人達は既にいるわけで、そういう人達を認めて、統一するような名称があっても良い時期だと思います。
別に肩書が出来たからと言って何があるわけでもないでしょうが、肩書がないから色々困っていることもあると思っています。
おそらく、社会的立場上は自営業者なのだけれども、人に説明する時に苦労するだろうし、相手も理解できないでしょう。
別に配信者の地位向上とかを謳うわけではないですが、ユーチューバー同様にそれなりの肩書が存在しても良い時期だと思うし、そういうのがあるだけでも、もっとお金が動いたりもっと配信する人が増えたり観る人が増えるのかもしれません。(正直、そんな時期が来る前に配信で稼ぐ人達が居なくなりそうな気もするけど・・・)
おそらく、生配信や生放送に市場というのが出来た時に、ライブ配信者の肩書問題は解決すると思います。
それでは!