アマゾンで買い物をした人なら、アマゾン独特の過剰梱包・過剰包装に一度はお会いした事があると思います。
手のひらサイズの商品にも関わらず、その商品の何倍もある箱に入って届くといった具合です。
筆者も過去にアマゾンで子供の誕生日プレゼントを買った事があります。
その商品に関しては過剰包装というわけでもなかったので、一安心でした。
それは無駄にゴミが増えなくて良いからです。
過剰梱包・過剰包装が嫌な理由として、開封するのが大変とかゴミが増えて嫌というのが多くの人の考えでしょう。
アマゾンの過剰包装・梱包の理由は普通に日本で生活しているなら、大体予想がつくでしょう。
それは日本人特有の品質へのこだわりです。
荷物の破損を防ぎ、可能な限り良い状態で荷物を届けようというのが思い浮かぶと思います。
つまり、箱の潰れとか凹みとかそういうトラブルに神経質だからこそ、あの過剰包装になるということです。
しかし、実はあの過剰梱包にはそれ以外の理由もあります。
過剰梱包は運送時の荷物事故の責任の所在を明確にする
アマゾン独特の過剰梱包には、日本人の独特の性質以外のもう1つの理由もあります。
それが運送運搬時、万が一荷物が破損した場合の責任の所在をはっきりさせるというのがあります。
どういう事かといえば、アマゾンが大手運送会社(ヤマト運輸や日本郵政等)に荷物の発送を依頼する時、実は荷物には保険が掛けられています。(これを貨物保険と言います。)
しかし、その保険の適用範囲というのは難しいところです。
貨物保険は運送・運搬中の運ぶ側の過失によって荷物が破損した場合は、保険適用になります。
しかし、荷主(アマゾン側)の荷物事故や破損事故を想定していない梱包によって、運送配達中に荷物が破損した場合は保険の対象外です。
こんな硬い感じで書けば、難しいと思う人もいるのかもしれませんので、1つ例を挙げます。
例えば、貴方が友人や遠くの家族に野菜を送る時、ダンボールや箱に入れずにビニール袋に入れた状態で送るとします。
(普通であれば、運送会社はその状態で荷物の発送を受け付けません。)
この場合、運送途中で袋が破れ、中の野菜が破損しても、運ぶ側(運送会社)の責任にはならず、荷物保険の適用外となります。
その理由は簡単に言ってしまえば、送る側(荷主側)の梱包が甘かったと見られ、運ぶ側の過失はないからです。
こうなってしまえば、送る側は送料も荷物もパーになるので、損です。
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では送る側は、そのような事態を防ぐ、もしくは、荷物事故時の責任の所在をはっきりさせる為にはどうすれば良いか?と言われれば、たった1つしかありません。
それがしっかりした梱包・包装です。
そして、そのしっかり包装するというのが、アマゾンの場合はあのアマゾン流の梱包であり、それが世にいうアマゾンの過剰包装でもあり、これがもう1つ(日本人特有の神経質さ以外)の過剰梱包の理由でもあります。
運送契約の中では過剰梱包が理想の梱包
上記で書いた内容が重複しますが、運ぶという契約の中では、アマゾンの包装は包装の良い例とか理想と言っても良いのかもしれません。
あそこまで包装していれば、運送・運搬中に荷物が破損しても、運ぶ側の責任になり、きっちり荷物の保険の対象内になるのでしょう。
普通に考えて、商品の何倍ものある箱に入れて運送を依頼し、荷物(箱ではなく)が破損すれば、荷主側は「ここまでして破損したの?」と突っ込めそうです。
また、アマゾンのダンボールは材質も良いほうで、もう出荷側の落ち度はないように思えます。
また、商品もラップで包んであり少々振っても、箱の中で行き来しないような作りになっています。
「あそこまでしなければならないのか?」とは思うでしょう。
しかし、荷物を運ぶという契約の中では「あそこまでするのが正しい!」と考察した方が良いでしょう。
もし、アマゾンの過剰包装を不思議に思った方がいるならば、アマゾンと貴方との関係や日本人の神経質さだけでなく、アマゾンと運ぶ側の関係や運送契約もあるというのは、頭のどっかにあっても良いのかもしれません。
以上の事を踏まえた上で、これからもアマゾンを利用して快適な通販ライフを過ごせることを期待しています。
最後に…
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