軽自動車のトールワゴンにはない普通車特有の安定した走行性能。
コンパクトカーながら、スライドドアが装備されており、ミニバンのような広い室内空間やラゲッジスペースを持っている、タンクとルーミー。
ルーミーに関しては、2022年度の上半期の売上ランキングで4位という高い販売台数の実績があり、街中でも多く見かけます。
そんなルーミーのタイヤの空気圧やタイヤ基準での燃費の話、その他タイヤに関わることをお伝えしていきます。
また、ルーミーの兄弟でもある、タンクについても色々紹介していきます。
目次
走行・燃費向上で重要なのがタイヤ
車の走行やメンテナンスで重要な部分がタイヤです。
その理由は走行時に唯一地面と接触している部分であり、タイヤに支障があれば、走行できない等のトラブルが考えられるからです。
また、燃費にも大きく関わってきます。
タイヤには適正な空気圧というのがあり、タイヤの空気圧が適正な空気圧でなければ、燃費にも違いが出てきます。
タイヤの空気圧が低ければ、燃費にしてなんと4円~7円もの差が出ると言われています。
加えて、パワステの恩恵を受けられない、快適なハンドル操作を得られない等の支障もあります。
筆者は仕事柄、道路上で様々な車を見かけます。
基本的には、軽バンや箱バンと言われる軽自動車のタイヤの空気圧をみるのですが、そんな中で意外に、走行時にタイヤが凹んでいる車両が多く、皆さん空気圧を気にしていないんだなぁ~とか思ったりします。
ルーミーとタンクのタイヤサイズは165/65R14!
ルーミーとタンクのタイヤのサイズは基本的(グレード:カスタムG-T以外)に、165/65R14です。また、ホイールサイズに関しては、カスタムG-T以外は14インチになります。
ルーミーとタンクの指定空気圧は?
ルーミーとタンクは前後輪ともに指定空気圧は260kpa(2.6kgf)と記載されております。
ルーミー・タンクの適正空気圧記載場所はどこ?
ルーミー・タンクの指定空気圧の表示・記載場所はどこ?という方もいるでしょう。
ほとんどの車では、上記の赤丸の部分の運転席ドア開口部やシートベルトの所に、車両指定空気圧を表示したシールが貼られています。
ルーミーに関してはどれも運転席のドアを開けた部分ではなく、後部座席側にステッカーが貼られています。
実際の空気圧は?高めが良い?
基本的にはどの車であれ、このメーカー推奨の空気圧で良いのかもしれませんが、筆者はどの車も指定の空気圧より1割or20kpa(0.2kgf)高めに空気圧を調整するのが良いと思います。
この数字に科学的な根拠はないのですが、一般的にちょい高めが良いと言われていますし、その数値というのが、指定空気圧より1割~2割、または0.2kgfなのだと思います。
その車のタイヤの空気圧の事情だったり、日々の走行時の積載量などの詳しい事は分かりません。
しかし、多くの人はメーカー推奨の空気圧にしていると勝手に思っていますし、頻繁に空気圧をチェックしていない等の予想から、多めに入れるのだと思います。
なので、自分では見れない走行時のタイヤの調子やメンテナンス頻度を考えた時、指定より20kpa(0.2kgf)くらい高くして、走行に支障なく快適で、燃費・性能・寿命的ににも良いタイヤの空気圧だと思います。
街乗りや高速走行時のタイヤの空気圧は?
ルーミーやタンクで街乗りや高速道路を走行する際の空気圧が気になる方も居るでしょう。
端的に言ってしまえば、どちら(街乗りも高速道路)もちょい高めであれば、問題ないでしょうし、一番避けたいのが空気圧が低いという事です。
上記でも記しましたが、結局どこを走ろうが空気圧が低いというのが一番怖いので、街乗りにしろ高速走行時にしろ普段使いにしろ、常に空気圧はちょい高めが良いという事になります。
もし可能であれば、高速道路を使用する時は、ガソリンスタンドで給油ついでに、空気圧のチェックをする・してもらうというのも1つの手でしょう。
空気の補充に関しては、どこも無料で行ってもらえます。
空気圧の10kpa(0.1)でどれくらいの重さ・重量に耐えられる?
ここまで、ルーミーやタンクの純正タイヤ(165/65R14)の空気圧に関して書いてきました。
ルーミーやタンクの特徴は、小回りの効くミニバンと快適な走行性能でしょう。
おそらくですが、ルーミーやタンクに乗っている方の多くは、ちょい乗りや通勤が多いでしょうし、買い物などで荷物を載せることが多いのだと思います。
そして、普段使いにしろ、買い物して荷物を載せるにしろ、丁度良い空気圧を知りたい人も居ると思います。
では、空気圧が10kpa(0.1)違えば、どれくらいの重量を耐えるのでしょうか?
つまり、10kpaで何キロまで載せられるのか?という事です。
上記のJATMA規格表では、タイヤのサイズにもよるのですが、10Kpa(0.1)で約10kg~15kgまでの重さを支えれる事がわかります。
従って、自分は常日頃どれくらいの荷物(重量)を平均して車に載せているのか?が分かれば、自ずと自分にあった空気圧というのが分かるでしょう。
(例:日々の買い物だけであれば、適正空気圧or10kpa高めで良いでしょうし、頻繁に最大定員数を載せるなら適正空気圧よりも20kpa~30kpa高くても良いでしょう。)