ニコ生の大手配信者やそこら辺の放送を観ている時に
「公式に出演します」「他の配信サイトで配信します」
とか配信者が言えば、観る側の反応は
「テクサ」です。
ニコニコ生放送の視聴歴の長い人とか人気どころの配信者をよく知っているリスナーであれば、テクサという会社が元ニコ生主・りなりなという配信者が起業した会社だというのは知っているでしょう。
しかし、具体的に何をしているのか?どうやって儲けているか?何故有名な配信者ばかりと縁があるのか?という事までは想像できていないと思うので、筆者なりにこれらに関して色々と予想してみました。
映像・番組制作
テクサのHPを観れば、インフルエンサーだコンサルティングだアサインだの聞き慣れない横文字が一杯で知恵熱が出そうですが、簡単に言えば、映像・番組制作をトータルで行うという意味でしょう。
TV局が下請けの制作会社を使って番組制作をするように、各配信サイトの下請けとして番組制作や公式放送の制作をしているのでしょうし、他に一般企業に営業かけて、動画編集もやっているのでしょう。
また、自治体に営業かけて、自治体のPR動画作成しますよ!みたいな事もしているようです。
予想ばかりで申し訳ないですが、制作を委託・受託されるにあたって、大元からは「1枠で◯万人の来場者と◯万コメントが欲しい!ともかく、数字が欲しい!たくさんのユーザーを呼び込んでほしい!」というような要望も一緒に聞いているはずです。
従って、その数字を確保するために横山緑とかそーいう数字を持っている配信者に多くオファーしているのでしょう。
本当は彼等以上に数字を持っていて、コアなファンがいる今人気の配信者を制作する番組に呼びたいが、その本当に呼びたい配信者が中々の曲者揃いで、簡単に出演してくれないなんていうのは容易に想像できるでしょう。
芸能事務所
これも番組制作の一環かも知れませんが、芸能事務所と同じような事をしています。
大元や依頼者からこの配信者をオファーしたいとかなれば、その配信者に
「こういう仕事あるけどやってみない?」「こういう仕事取ってきて、貴方が適任だと思うけどどう?」
なんて具合にやっているし、タレント(配信者)と報酬の話し合いとかそんな事をやっているでしょう。
ただ、一般的な芸能事務所のように専属タレントが居るとは思えないし、当然マネージャー専門職みたいのも居ないでしょう。
個人的に思うのが、ここでかなり儲けているということです。
というのも、配信者に仕事をオファーするのも専属のタレントが居ない所をみれば、全て委託なわけで、請け負った配信者はこの場合、自営業者になります。
となれば、自身で色々経理だ請求だをするはずなのですが、そういう事に疎そうな人達がうじゃうじゃいるような気がします。
更に、まだ配信者にギャラの相場が共有されていないような気もするので、”会社の言い値”で物事が進んでいるでしょう。
配信黎明期は、まさかこのように配信で金が稼げるなんて思っていなかった人達(配信者達)が多く存在します。
その当時は
「金の為に配信はしない!」
「古事記は情けない」
「配信は趣味だ」
とか言っちゃってたのですが、近年は状況が変わり・・・
「そんな事言いました?」
みたいなポジショントークのオンパレードだったり、そういうコメントをスルーするので、是非テクサの為にも配信者の為にも、数字で貢献という意味で、”ご自身が思う素直な気持ち”を率直にコメントしてみるのも良いかも知れません。
きっと放送は盛り上がるでしょう。
派遣業
そして最後は、結局なんだかんだやっている事は便宜上書けば、派遣業だという事です。
これは予想でもなんでもなく、番組制作をしたり、依頼されたら音響やスイッチャーやカメラタレントを全て用意する。
そして多くのリスナーという数字を持っているが、それを収益に繋げられない配信者に代わって、営業をして仕事を取ってきて振り分けている。
これは派遣業そのものでしょう。
こういうシステムを多くの人は知っているので、公式番組に出るとか公式からのオファーに対してイメージが良くないし、多くの配信者に敬遠されているのでしょう。
最後に
テクサやそれに関わる事には配信者・リスナー皆それぞれに思うことがあるでしょうが、筆者は好意的です。
こういう起業や生き方も生主・配信者の次のステップだと思います。
何よりもやってこれてるというのは、それだけ成果を出せている訳で、それは需要があるという事の証明でしょう。加えて、筆者と縁もゆかりも無い頑張ってきた人・頑張っている人を悪く言おうとは思いません。
個人的な感想を最後に述べるなら、ニコニコ生放送やニコニコ動画内のお金やお金儲けに対するイメージとテクサがやっている事の相性が悪そうなのだけは大変だろうなーなんて思います。
それでは!