昭和レトロブームの1つに半纏(はんてん)が注目されています。
昭和の冬の防寒着として定番だった「はんてん」(別名でとら)。
主に昭和の受験生がはんてんを着て遅くまで勉強していましたが、住宅の寒暖対策、暖房器具の高性能化、省エネ化やその他防寒着の躍進により、その存在感が薄れてきました。
そんな状況の中、何故今半纏が人気になったのか?
これから半纏を買おうとしている方はその理由を知れば、きっと貴方の生活に約立つでしょう。
目次
半纏が人気の3つの理由
これから半纏の購入を考えている方にこの半纏の魅力というのを一緒に考えてみましょう。
半纏の魅力に気付いた時に改めて、今人気の理由が分かるはずです。
電気代高騰に冬の節約アイテムとして再度注目
昨今の原油価格高騰や電気事情の変化(原子力発電から石炭発電や再生可能エネルギー)によって、電気代の出費が上がっているのが現状です。
特に冬の電気消費が高く、これに頭を悩まさている方は多数居るでしょう。
そんな折、「軽くて暖かく健康的で機能的な衣服」である、半纏に再度注目が浴びました。
実は、半纏は、1970年代のオイルショックのころ、急激に高騰した灯油代を節約して冬を過ごそうと、飛躍的に需要が伸びた前例もあります。
今回の半纏ブームや魅力の再認識も同じ様な理由であり、これはこれで合理的な判断なのかも知れません。
乾燥大好き!冬の大敵・静電気が起きにくい!
冬になれば、乾燥が原因の静電気がつきもの。これに悩まされる方が多いはずです。
これは、衣服の性質や衣装の組み合わせによる所が大きいです。
具体的には、保温性の高い材質(例:ウール、ナイロン、ポリエステル)は抜群の保温性があるのですが、その反面、どうしても帯電性も高い素材です。
しかし、半纏は木綿めんを使用しています。
木綿わたは、繊維に空洞がありながらも保温性があり、さらに静電気も起きにくいという性質があります。
このような静電気が起きにくいという魅力から再度注目され、人気なのです。
おしゃな家着に進化!値段も安くてお手頃。
半纏が再度見直されるようになったのは、ビームスとモンベルの存在が大きいです。
両社とも、昔ながらの商品や工芸品に現代風のアレンジを加えて販売。
これが若い人の心の琴線に触れたようです。
また、巣ごもり中の部屋着や、親に贈るプレゼントとして購入する人も増えているのが現状です。
また、はんてんの相場は5000円~3万円。リバーシブルで着られる商品などあり、お手頃で機能性やファッション性が高く、大切に着用すれば10年は着れるのも魅力でしょう。
半纏は2023年も活躍する
半纏ブームはまだまだ続くでしょう。
というのも、SDGsなどの社会的な変化もあるのですが、実は2022年頃から半纏は密かにブームでした。
この流れは、まだまだ続くでしょうから一枚は半纏を持っていても良いかも知れません。
猫好き猫系youtuber必見!人と猫が一緒に過ごせる半纏も登場!
猫を飼っている皆さんなら、ご存知だと思います。
愛猫が冬になれば、服の中に潜り込んでくるという事を。
そんな愛猫家と愛猫の為の半纏があり、それが「ねん猫はんてん」です。
この「ねん猫はんてん」は、猫ポケットがあり、猫専用の猫が好きそうなポケットがあります。
この猫ポケットによってポケットに入ったまんま抱っこができ、他の部屋着と違い、ある程度歩いたりたったり出来ます。
こういうユニーク商品も登場しており、猫を飼っている方は、普通のはんてんを購入するのではなく、「ねん猫はんてん」を購入するのも良いかも知れません。
ねん猫はんてん購入公式サイト:NECO LABO
最後に
ここまで、近年の半纏ブーム、何故半纏が人気なのか?というのを考えてみました。
半纏を購入するにしろ、購入しないにしろ、今悩んでいる方はこういう半纏のメリットや利点は知っておいても損はないでしょう。
また、これからは各アパレルブランドが半纏の製造販売もすると予想されるので、ますますマストアイテムになるかも知れません。
それでは!