【2022年最新】労働施策総合推進法改正!ハラスメント防止法施行!ハラスメントのまとめ種類意味定義!保険も登場で対策は?

2020年6月施行「パワハラ防止法」に完全対応 管理職のためのハラスメント予防&対応ブック
嫌がらせという意味のハラスメント。

近年、頻繁にパワハラだセクハラだなどの言葉を耳にするようになったという方も多いでしょう。

しかし、実際には1997年からハラスメントという言葉は世に登場しており、ここ最近で市民権を得た言葉なのです。

そんなハラスメント問題に対応しようと、2020年6月より、女性活躍・ハラスメント規制法が施工され、また、2022年4月1日より、中小企業向けにも施行される予定です。

このパワハラ防止法は、厚生労働省が定めるパワハラ防止指針を基準に、会社や職場のパワハラへの対策を講ずる必要があります。

これは企業に初めて、パワハラやセクハラなどのハラスメント防止の対策を義務付けた法律になります。

この法律の具体的な趣旨・内容は、ハラスメントを就業規則で禁止することや会社に相談の窓口の設けることを義務付けるものです。

仮にこれらの対策を講じなかったり指導後も改善が見られない場合の罰則は、企業名を公表するといった内容です。

ハラスメントの代表格はパワーハラスメントやセクシャルハラスメントでしょが、実はハラスメントの種類はたくさんあります。

ここでは、その種類と定義・内容をまとめていきます。


ハラスメントとは?その定義や意味

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ハラスメントとは?という方も居るでしょう。

ハラスメントの定義や意味は、地位や権力、立場、状況などを理由として相手に嫌がらせする・嫌な思いをさせる事を意味します。

最近は、嫌がらせする意図が無いにも関わらず、相手にそのように思われてギクシャクするなんて事もあります。

このような背景からも行う方の意識の有無問わず、相手が「ハラスメント」と受け止めれば、ハラスメントに成り得るようです。

日々世の中に登場する会社や社会でのハラスメント種類一覧

そんなハラスメントですが、パワハラやセクハラに代表されるようなものは周知の事実ですが、実は色々ハラスメントがあります。

ここでは、会社や仕事の場で起こりうるハラスメントの種類とその内容を解説していきます。



パワーハラスメント

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パワハラとは上司や先輩が部下に対して、職務上の地位や役職、年齢などの力を理由に指導を逸脱した苦痛や業務を与える事です。

暴行などの身体的な苦痛、限度を超した指導による精神的な苦痛がパワハラに該当します。

精神的な苦痛という意味ではモラルハラスメントというのもあり、パワーハラスメントとモラルハラスメントは似ています。

しかし、細かく分ければ違い、それは同僚や家庭内でも起こりうる事から別けられているようです。(モラルハラスメントの1番の例は、意図的な無視がこれに該当します)

また、日本ならではの理由もあってか、力量以上の業務を与えられるとかまったく本人の力量や業務と関係ない業務をさせることもこれに該当するようです。

加えて、性的指向や性自認、病歴や個人情報を本人の了承なしに流布することもパワハラになるようです。

セクシャルハラスメント

セクハラは世にもっとも認知されているハラスメントでしょう。

主に男性が女性に対して、立場を盾として性的な接触や性的な発言をして、就業環境やが妨げられることや相手に嫌な思いをさせる事を言います。

このセクハラが都道府県労働局雇用均等室の相談内容で1番多い相談です。(相談内容の内の53%がこれに該当する)

セカンドハラスメント




セカンドハラスメントとは、自身が受けたハラスメントを第三者に相談したことによって、被害者が相談相手に責められる、更に叱咤される・疑いの目を向けられ、二次被害を受けるハラスメントです。

具体的にはどんなのがセカンドハラスメントに該当するか?と言えば、「そんな事はよくある話」とか「それくらい普通だから我慢しなさい」・・・このような発言が該当するようです。

世代や時代の違いからこういう発言は普通の人も居るかもしれませんが、現代はこういう発言もハラスメントになるようです。

アルコールハラスメント

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アルコールハラスメントは通称アルハラと言われおり、端的に言えばお酒を飲まない・飲めない人に立場や地位や状況を背景にアルコールを飲むように強制する事です。

アルコールハラスメントに関しては、かなり理解もあるようで昔ほど飲酒の強要をする場面は減っているでしょう。

ジェンダーハラスメント

ジェンダーハラスメントとは、「男ならこうあるべき」「女性ならこうだ」などの性を基準として、あるべき行動や言動をとるよう求められるハラスメントのことです。

身近な例で言えば、女性だからという理由で補助的な業務やお茶くみをさせたり、男だからという理由で体力仕事や力仕事を男性社員だけにやらせることなどです。

セクシャルハラスメントとジェンダーハラスメントはどちらも性が関わるハラスメントですが、これらの違いは、セクハラは性的な行為や言動が焦点となり、ジェンダーハラスメントは性別の固定観念や、役割意識からくるものになります。

カラオケハラスメント

カラオケハラスメントとは、職場の呑み会などで、歌を歌うことを拒否している人に対して歌うことを矯正したりするハラスメントで、カラハラと言われています。

このハラスメントはどちらと言えばアルコールハラスメントと同じニュアンスがあります。

スモークハラスメント

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スモークハラスメントとは、喫煙者が知らず識らずのうちに非喫煙者に行っているハラスメントです。

端的に言えば、タバコの煙が苦手な人や喫煙者や非喫煙者が一緒に居るような場面で、配慮せずに喫煙して、非喫煙者が嫌な思いをするという具合です。

世の中には、凄い人も居て、非喫煙者に煙草を吸うことを強要したりする人もいるようです。

分煙化が進んでいる今の世の中で、ここまでくればハラスメントと言うよりは、世間知らずという感じでしょう。

テクノロジー・ハラスメント

通称テクハラとも言われるテクノロジーハラスメント。

パソコンやスマホなどのIT機器の操作が苦手な人に対しての言動や嫌がらせがこれに該当します。

このハラスメントは上司と部下や同僚同士などの立場や地位の関係の中で起こるというよりは、知識の差や技術の差で生まれるハラスメントで、もしかしたら、部下が上司にテクノロジー・ハラスメントをしているなんてこともあるかもしれません。

エイジハラスメント

エイジハラスメントとは、企業内の年齢差別からくるハラスメントです。

主に、役職についていない中高年社員や、若手(女性)社員に対しての、年齢による差別です。

年齢差別と言われてもピンッと来ないという方に例を挙げれば「若いのは口出すな」とか「歳も年だし・・・」とか「いい年なのに・・・」などの発言がエイジハラスメントに該当するようです。

マリッジハラスメント

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マリッジハラスメントとは、結婚に関するハラスメントです。未婚者(特に女性)に対し、周囲の人間が、結婚や交際に関してしつこく聞いて、結果相手が不快な思いをする嫌がらせです。

「結婚しないの?」「彼氏・彼女は?」「いい年なんだし早く結婚しないと・・・」などの発言がこれにあたるでしょう。

ケアハラスメント

ケアハラスメントはケアハラとも言われ、その内容は親族の介護を理由に休暇をとったことで、不当な扱いを受ける・受けた事を意味します。

これはマタニティハラスメント同様にまだ新しい嫌がらせです。

いまでこそ、パワハラやセクハラが世に認知されていますが、5年後、10年後には凄い問題になっているかも知れません。

マタニティハラスメント

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マタニティハラスメントとは会社で、妊娠・出産に関わるハラスメントです。

妊娠、出産で休業したり、育児休暇をしたことにより精神的な苦痛を受けたり、不当な扱いの事を意味します。

このマタニティハラスメントはパワハラ・セクハラの3大ハラスメントの1つに数えられています。

カスタマーハラスメント




カスタマーハラスメントとは、客の無理な要求・理不尽な要求によって不快な思いをする事を意味します。

カスタマーハラスメントが今までのハラスメントと違うのが組織の中で起こることではなく、取引の場で起こることです。

結果、どういう被害が発生するかといえば、風評被害や金銭要求業務妨害や長時間拘束など業務や商売に支障をきたすものが多いです。

コロナハラスメント

2020年に入ってから猛威を奮っている新型コロナウイルス。なんと、最近はコロナハラスメントなるハラスメントもあるようです。

「そんなバカな」「嘘ちゃうの?」「やりすぎだろ」なんて声も聞こえてきそうですが、コロナウイルスの感染拡大でピリピリしている今、職場でせきをしただけで感染を疑われて謝罪を求められたり、距離を置かれたりするなんて事が起こっており、これがコロナハラスメントなんて言われているようです。

・・・中々に痺れるハラスメントですね。

ハラスメント保険で研修も対策も減る?

現場で役立つ! セクハラ・パワハラと言わせない部下指導 グレーゾーンのさばき方

ここまで会社や組織の中で起こりうるハラスメントの種類を挙げてきました。

正直、ハラスメントだらけで、様々なハラスメントの対策を考えたり、気を使ったりすること自体がハラスメントのようなものです。(実際、こういう状態をハラスメントハラスメントと言うようです。)

これだけハラスメントに溢れていると、会社側も損害や賠償の問題もあるようで、ハラスメント保険というのがあります。



保険をかけて効果があるのか?と思う方もいるでしょう。これが効果があるようで、ハラスメントが原因で死にまで至り、損害賠償請求された場合、その額は約1億です。

これはあくまで金額であって、こういう報道をされて世間を騒がした時のブランドイメージの損失というのはそれ以上の何かがあるかもしれません。具体的には、優秀な人材が避けるとかでしょう。

こういう損害賠償の問題は、示談になることが多く、ハラスメント保険ではその示談金も支払いの対象です。

そういう総合的な損失を計算すれば、ハラスメント保険は効果があるでしょう。

また、この手のハラスメント保険に加入する会社は増えており(2年間で2倍以上の加入)、保険会社も2020年になって、保証対象をカスタマーハラスメントやパワハラ、マタハラ、ケアハラ、モラハラに増やしています。

2020年の6月から施工される、女性活躍・ハラスメント規制法は罰則は緩いですが、企業のパワハラ対策が義務化され、違反した場合の賠償請求が高額化する可能性もあるかもしれません。

そうなった場合、この保険というのは今以上に価値や存在感が出てきそうですし、ここまでするなら、もうハラスメントの研修や講習は少なくなるかもしれません。

最後に


予防と対処は別問題で、研修や講習は予防に当たります。

他方で今回のハラスメント保険は対処になるでしょう。

現状、予防をしてもその効果は薄く、実際、ハラスメントの被害は増えています。

つまり、あまり予防の効果がないともいえるわけで、そういう実情を鑑みてハラスメント保険に加入しているのでしょう。

保険に入った(対処した)から安心というわけではないですが、どっちがお金をかけた時に効果が高そうか?と考えた結果が保険の加入という洗濯なのかも知れませんし、同時にそっちにお金をかけるということは、予防にかけるお金というのは減少していくかも知れません。

それでは!

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