日本人は何故を主語を省略するのか?世界一難しい言語の理由を知れば美しく表現が出来てコミュニケーションが高い人になるかも

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日本語を話す日本人としてつくづく思うことがあります。

それは日本語は相当に難しく、環境や状況、文脈に頼りすぎている言語だという事です。

だからこそ、日本語は主語がなく、文法が無茶苦茶でもコミュニケーションが出来てしまうし、逆に文法に順番がないから、コミュニケーションや意思疎通が難しいと(勝手に)思っています。

恐らく日本語が難しい原因は、上記の理由は当たらずといえども遠からずだと思っています。

その不便さなのか、それとも筆者が馬鹿なのかが分かりませんが、母国語である日本語が難しすぎます。

こういう事を意識したのが、海外の友人と国内旅行している時に言われた、ある言葉がきっかけでした。

何故母国語なのにルビが要るのか?


海外の友人はこういうどこにでもある標識を見て、こういう事を言いました。

「なんで標識にローマ字が書いてあるんだ?これは一体誰の為に書いてあるんだ?」

これを聞いて筆者は

「これは観光客の為にあるんだ。君や私の為に。」

といけしゃあしゃあと言ってやりました。

すると彼は

「それは分かった。でも、日本人である君にローマ字のルビは必要かい?読めるのだろ?」

これを言われた時、筆者は返す言葉がありませんでした。

確かに読めるのに、なんでわざわざ日本人である筆者にローマ字のルビが要るんだ?何故なんだ?何故だ…。

と・・・。


筆者の返答がまずかったのか?いやそんなはずはない。

このローマ字のルビ・ふりがなを読んで、地名を認識することは誰もがあるでしょう。

となれば、このローマ字のルビは日本人でも必要です。

ってことは、日本人もふり仮名は必要なはずだが、何故、日本人が使う漢字にわざわざローマ字のふりがなが要るんだ?皆読めるよな。何故だ・・・・。

こういうループが頭の中で続きました。

これは自分が無知なだけなのかもしれませんが、その時ちゃんと説明できませんでした。

1つは不意を突く質問に答えられない、灯台下暗し的な意味とそれをちゃんと英語での返答が出来ないという2つの意味で・・・。

で、それをずっと引きずっており、何故書いてあるんだ?と事ある毎に考えていました。

そうして熟考を重ねた結果、1つの日本語の欠点が浮かび上がりました。

日本語は環境や状況や依存しすぎている


上の看板の馬込はまごめです。

その近辺に住んでいる人や東京、ひいては関東の人なら馬込にわざわざふりがなやルビは必要ありません。

その理由はその近辺に住んでいて、家族や友人、同僚との会話の中で自然と覚えるからです。

逆に、東京以外の人はあのローマ字のルビがなければ、正式な呼称がわかりません。

「うまこめ」なのか「うまごめ」なのか「ばごめ」なのか「ばこめ」なのか・・・。

下手したら、「ばこみ」とか「うまこみ」なんて読むことが出来ます。

ともかく、1つの単語に対して、呼び方がいくつもあるし、出来ます。

環境や地域状況に依存している日本語の例

JR西日本学研都市線「放出」キーホルダー 電車グッズ

大阪には放出(はなてん)という地名があります。

これはその地域の人であれば、誰でも知っているし読めます。

しかし、その地域の人以外は、ルビや振り仮名がなければ「はなてん」と最初は読まないし、読めません。

普通に考えれば「ほうしゅつ」ですが、その読み方はここでは正解ではありません。

多くの人が読めて大方正解である「ほうしゅつ」で、これが地名に関しては間違いなります。

この正解だけどそこでは間違っているという事が起こる上に、地名の看板に振り仮名やルビが必要であり、海外の人にとってはこの現象が不思議であり、難しいと感じる理由になるのかもしれません。

また、その理由が日本人であっても日本語が難しい理由に該当するのではないでしょうか?

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まっぷる 福岡 博多・天神'19 (マップルマガジン 九州 2)
福岡には雑餉隈という地名があります。

これも福岡の人ならその特殊性からスグに覚えられて読めますが、他の地域の人はほぼ読めないでしょう。

というか、[餉]の字は、今まで多くの人は発音したことなし、見たことも無いはずです。

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日本人の識字率は世界のトップクラスです。

wikipediaによると、日本の識字率は99%です。

仮にこれが“盛った数字”だったとしても、90%以下とかではないでしょう。

それでもこの「餉」の字なんて見たこと無い、書いたこと無い、発音したことがない人が多いはずです。

それでもこの字は日本語として存在しています。

字や文字列は認識してるが、呼び方は時と場合や状況または前後の文脈によって違う…。

こんな言語は世界でも多くはないでしょう。

※「雑餉隈」は「ざっしょのくま」と読み、「餉」は音読みで「しょう」


ダブルスタンダード以上が平気である日本語

字や単語は、誰が読んでも、どんな場面でも1つの読み方であるのが理想だと思います。

筆者は大して英語を知りませんが、1つの単語には1つの発音しか無いし、日本語みたいに2つも3つも4つもの発音があるのは知りません。

こういう環境や状況に依存しすぎているのが日本語の欠点・欠陥であり、難しいと感じる点ではないでしょうか?

そして、こういう文字でさえも空気を読んで学ぶというのは、日本語は日本人にとっても難しい言語になっているのではないでしょうか?

まとめ・あとがき(文化と言葉は密接に繋がっている)


他にも日本語は代名詞(アレやコレという単語)だけで、会話が成立するという不思議な事もありますし、基本的に主語が省略されていたりします。

代名詞だけで会話したがるとか会話が成立するのは、日本人の日本語への敬意の無さが一番の原因だと思いますが、それでも代名詞だけで会話が成立する日本人の文化や風潮も良いのか?とも思います。



一番最初に出てきた、筆者の海外の友人はこんな事を言っていました。

「文化と言葉は密接につながっている。」

日本社会ではコミュニケーションが重要だと言われています。

仕事の場面や面接の場面、夫婦間やカップルの間等々です。

しかしながら、生憎にもコミュニケーションが下手だとも言われています。

このコミュニケーションが下手な理由は日本語(言葉)が日本人にとっても難しいから、それがコミュニケーション(文化)に影響して、下手なんて言われているのかもしれません。

もし、自分はコミュニケーションが下手だとか相手に自分の考えが上手く伝わらない・表現できないと悩んでいる方がいるならば、日本語の複雑さを知るだけでも、余計な悩みが1つ消えるかもしれません。

また、日本語の難しさを知った上で会話をすれば、全ては上手くいくかもしれません。

それでは!

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