サッカー
サッカー・フットボールの世界でイップスというのは馴染みがありませんし、自ら公言している選手も居ません。
しかしながら、イップスではないのか?という声が上がった選手もいるので、紹介していきます。
ちなみにですが、サッカーのイップスに関しては、フォワードに関してはある時を境に点が取れない、ゴールキーパーであれば、ありえないミスをするとその様に思われるようです。
フェルナンド・トーレス
神の子(エル・ニーニョ)と呼ばれていたフェルナンド・トーレス選手ですが、2007年から2011年までのリヴァプールFC所属の時は、コンスタントに結果を残していました。
しかし、2011年から2015年までのチェルシー所属時代にはイップスではないのか?と囁かれました。(ただし、これはクラブの成績であって、2011年以降のスペイン代表ではコンスタントに結果を残しています。)
仮にフェルナンド・トーレス選手がイップスだったとしたら、発症は2011年(27歳)から2015年(31歳)までだったという事になります。
川島永嗣
川島永嗣選手もフェルナンド・トーレス選手同様でイップスではないか?と囁かれた一人です。
2014年頃にその声が特に強く、年齢にして31歳です。その後は、特に批判の矢面に立つ事はありませんし、あくまでイップスではないのか?と言われたサッカー選手だという事です。
期間に関しては1年前後でしょう。
サッカーのイップスのまとめ
サッカーの場合、イップスというよりはスランプとか不調と言われる事の方が多いでしょう。
おそらくですが、仮にイップスだったとしても、野球やゴルフと違い何個もタームがあるわけではなく、サッカーの90分間連続してプレーするという性質上、イップスと考えられないとか他のスポーツよりも足を使う事から、運などの外的な要素として処理されるのかもしれません。
テニス
テニスのイップスもゴルフ同様に様々な種類の症状があり、サーブ時のトスでボールが思い通りにコントロール出来ない、サーブやフォアハンドで今まで通りに打てない・ボールの打ち方がわからなくなるといった症状がイップスだと言われています。
ギレルモ・コリア
アルゼンチンのテニスプレイヤーであるギエルモ・コリア選手は、2004年に自身最高の世界ランク3位に位置していました。
しかしながら、2004年におこなわれた全仏オープン、コリア選手の自己最高ランク3位になった試合で、イップスを発症しました。
コリア選手がイップスになったきっかけは、全仏オープンでガストン・ガウディオ選手に圧勝されたことが原因のようです。
イップスになった後のコリア選手は、トスを上げられない、サービスが出来ないといった症状に見舞われ、また2006年にはセカンドサーブもうまくいかず、更に故障も重なり、その後、結果が残せず2009年に引退しました。
コリア選手の場合、怪我も相まって、正確なイップスの期間は分かりませんが、少なからずとも2004年(32歳)から2007年(35歳)までの3年間はイップスの症状があったでしょう。
テニスのまとめ
テニスで有名な日本人選手と言えば、錦織圭選手です。彼も2018年が復帰シーズンに
「イップスまではいかないけど、テニス人生終わったかなと思う瞬間もありました。」
と言った発言を残しています。
コリア選手の場合は、サーブ絡みですがテニスのイップスはフォアハンドでその様に感じる事が多いようです。
最後にまとめ
ここまで各スポーツでイップスになった・なったであろう選手とその年齢と期間をまとめてみました。
今はイップス専門の治療や研究所もあるので、治療克服はそちらの方達に任せたり、資料を読んでみるに越した事はないでしょう。
ただ、数字や期間というデータを読み解けば、皆一様にキャリアやプレー歴が長く、キャリアの最高潮で陥っているように思えます。
イップスがスランプとか年に因る機能の低下と同列に見られず、別で考えられているのは、そういうキャリアの年齢やプレー歴とイップスの期間が長いことが密接に関係しているというのがあるのかもしれません。
まだ、謎多き症状で、これから様々なスポーツや貴方の身近な場面で、これに遭遇するかもしれません。
現状イップスは、技量だけや精神面だけのどちらかを問われる傾向があるのですが、数年後には、LGBTや性同一性障害のように、性に関する従来の誤った見方で捉えられるのではなく、イップスも社会が現状の曖昧な捉え方ではなく、今よりも正確に問題として捉える時が来るように思えます。
それでは!