主に河合製薬が販売しているので有名なのが肝油ドロップです。(通称:肝油)
肝油はタラやサメ、エイの肝臓から抽出した脂肪分で作られており、実は上記の魚は軟骨魚類で浮き袋を持っていません。
従って、海水より比重の軽い油を肝臓に蓄え、浮力を得ており、その結果、肝油が抽出されます。
この肝油は視力回復という点でも多くの方が気になっている様です。
そんな肝油の効果や効能に加えて、肝油の必要性を紹介していきます。
何故幼稚園や保育園で肝油が配られていたのか?
お母さんお父さん世代から人気だった肝油ドロップ。
独特の甘さが病みつきになるようなドロップで、幼稚園や保育園で1日1個しかダメだったのが良い思い出でもある方も居るでしょう。
そんな肝油は何故、幼稚園保育園に代表されるような幼児教育の場で配られていたのでしょうか?
肝油自体、子供向けに味付けされた栄養補助食品であります。
そもそも、身体も小さく消化器官も大人に比べて未熟な子供たちは、1日3食の食事だけでは成長に必要な栄養分を十分に摂取することが出来ません。
そこで、その不足している栄養分を効率良く補う為に教育の一環として肝油ドロップを配っているのです。
ちなみに、肝油ドロップはあの甘さや美味しさも去ることながら、栄養の塊と言っていいほどのものです。
しかし、あまり摂取しすぎると体調不良を引き起こす事もあることから、1日1個という制限もあります。
この事から肝油ドロップは子供向けの栄養剤・サプリメントと言っても良いでしょうし、その必要性を理解してもらえるのではないでしょうか?
肝油ドロップの効果効能は?
肝油ドロップの効果効能は目の乾燥、骨や歯の発育、夜盲症(とり目)に効果があります。
また、各種ビタミン(詳細は後述)が豊富なため、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、発育期、老年期に摂取するのも効果的です。
この効果効能に歯や骨の発育に良いことから園児に配られるというは納得してもらえるところでしょう。
肝油ドロップ1個当りの主要成分
肝油ドロップは様々な製薬会社が発売していますが、どこも概ね1粒当りの栄養分に大差はありません。
ばらつきがありますが、一般的には
成分・栄養素 | 単位 |
---|---|
ビタミンA | 230mcg(マイクログラム) |
ビタミンC | 30mg(ミリグラム) |
ビタミンD | 1.70mcg |
乳酸菌 | 0.2mg(乳酸菌約10億個) |
深海鮫肝油精製油 | 11.3mcg |
葉酸 | 24mcg |
です。