ある日のお昼、コンビニでカップラーメンを物色している最中…。
新商品のカップラーメンに目が行き、それがラーメンの有名店である一蘭のカップラーメンであることを認識したと同時に、貴方が値段を見た時にこう思ったでしょう。
「高っ!」
そうです。一蘭がカップラーメンの相場よりも高いカップ麺を販売しているのです。
本体価格が458円(税込み490円)で、他のカップ麺の2倍近く高いことを鑑みれば、正直行ってかなり強気の値段設定と思った方も多いでしょう。
この一蘭のカップ麺、カップラーメンとしては、美味しいと思います。
では、値段相応か?と問われれば、多くの人が首を傾げるでしょう?
そんな一蘭は、実店舗でのラーメンに対しても何かとアンチ的な人も多いのも事実です。
では、何故一蘭のラーメンは決して不味くもないのに、アンチ的な人がいるのでしょうか?
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一蘭の概要
全国に展開している福岡博多の有名天然とんこつラーメン店の一蘭。
おそらく、福岡県民ならず、日本国民、ひいてはそこそこの全世界の先進国で、日本の食文化に興味がある他国の人も、一度は食べた事があるラーメン店のラーメンだと思います。
独特の仕切りカウンター(通称:味集中カウンター)があり、自分好みのラーメンの味やトッピングを紙に書いて(例:にんにくありなし、麺の硬さ、スープのこってり具合等々)、声も出さずに注文できるなんていうオリジナリティ溢れるラーメン屋です。
昔(約15.6年前)は、筆者も年に1.2回位行っていたラーメン屋です。
その当時は、特に嫌いでもないけど、まぁ~数あるラーメン屋の選択肢の1つにあるラーメン屋という感じでした。
そんな一蘭が最近、多くの日本国民のラーメン通の中で嫌われている傾向があります。
嫌われているアンチの傾向の1つである「高い」
まず、多くの方が感じているのが値段の不満であり、「高い」という事でしょう。
筆者は3回目くらいの値上げ以降は訪問していないのですが、今で地域の価格の差があれど、ラーメン1杯で890円~980円という価格設定です。
別に貧乏人でもなく、金持ちでもないワイとしては、ラーメンでこの価格は高いと感じます。
筆者の好きなラーメン屋では、この金額でラーメンとごはんと替え玉が出来るので、そう考えた時どうしても足が遠のいてしまいます。
正直、高くてもべらぼうに美味しく値段相応であれば、それはそれで満足して納得するので、嫌いとかアンチ的な感情は発生しないでしょう。
しかし、嫌いとかアンチ的な感情が発生する理由としては、値段の割にそこまで…とかがあると思います。
別にまずくもないし、むしろ美味しいけど、じゃ~900円前後払って食べたいものか?と問われれば、これまた冒頭に触れたカップ麺同様に素直に食べたいという返答にはならないと思います。
高い割に量が少ない
次に、値段の割にボリュームがあるか?と言われれば、そんな事はないと思います。
一般的なラーメン屋の麺の量というのはどうやら150gが相場らしいのですが、一蘭のラーメンは100gだそうです。
この数字をみれば、ボリュームがあるどころか、むしろ無いわけで、そう考えた時、また一歩足が遠のく要因になるでしょう。
客足が遠のいているにコロナ前まで右肩上がりだった売上
とまぁ~この様にいくらでも嫌いになるような要素があったり、アンチが出てくるような要因がある一蘭ですが、それでも今なお存在しています。
普通これだけネガティブなイメージがあれば、倒産とまでは言いませんが、売上が芳しくないはずです。
しかし、一蘭の年間売上をみてみれば、そんな雰囲気はありません。
なんなら、コロナ前の売上は右肩上がりでした。
しかし、コロナ以降は一般的な飲食店同様に売上は落ちています。
そして、その売上の下降率の割合というのは、人の意見は様々です。
他の飲食店よりも高いのでは?なんて意見もあれば、一蘭独自の味集中カウンターのお陰で一人で黙食が出来て、他の飲食店に比べて、下降率は低いのでは?なんていう意見もあります。
売上の下降率が他の飲食店よりも高いと感じでいる人の意見として、来日外国人の存在が大きいようです。
今まで一蘭の売上が右肩上がりだったのは、来日外国人が挙って行っていたからこそ、良かったわけで、コロナで来日外国人が減れば、それに比例して、売上も落ちるという考えです。
仮に来日外国人が一蘭の売上を支えているとしたら、一蘭に対して、多くの人がアンチ的な傾向にある・嫌われている理由というのは、日本人向けに商売をしていないというのが、多くの人が皮膚感覚で感じ取っているからなのかもしれません。
ようは、日本人向けに商売しているわけではなく、外国人向けに商売していて、多くの日本人としてはそれがなんか気に食わないという感じです。
仮にこの発想が正しければ、国内の厳しい経済状況下に向けて商売するのではなく、お金を落としやすい人達に向けて商売をしているわけで、これはこれで、日本人が考える一般的なこてこてなラーメン屋の発想とは違うわけです。
また、最近はEC展開もしており、これは実店舗の売上とは対象的に、コロナ禍が功を奏して2020年の第二四半期では、前年同期比3倍の売上があったそうです。
今は、一蘭の袋麺とかお土産みたいのをどこでも見かけるので、ともかく、店舗に行かずとも一蘭が食べれたりするわけです。
こんなEC戦略とかお店に行かずとも…みたいなノリは“普通のラーメン”とか“ラーメンはラーメン屋で食べるのが良い”と思っている層には、反感を買うでしょう。
そして、こういう戦略が一蘭が嫌いな人とかアンチの癪に障るのかもしれません。
ただ、そういう人達向けに商売すること無く、むしろ相手にしてない的な感じでやっているから、一蘭は一蘭たるブランド?というかネームバリューや市民権があるのだと思います。
最後に
ここまで好き勝手書いてきましたが、それでも今のアンチ一蘭や一蘭に対して距離感がある人々は、一蘭に足繁く通おうとは思わないでしょう。
それはきっと、一蘭側が考えているターゲットの客ではないからでしょうし、アンチ一蘭や一蘭が嫌いな人は人で、各々が好きなラーメン屋とかローカルが知っている美味しいラーメン屋を知っていたり、そっちのほうが色々と良かったりするからです。
ただ、ラーメンを世界に今なお広めているのは、一蘭のようなラーメン屋であると思った時、アンチとか嫌いにならず、せめて足繁く通わず応援せずとも、邪魔をしないくらいにしておいた方が、結果的には自分が得をするように思います。
それでは!